礼拝説教

「平和を覚える日」

2024年8月3・4日平和主日(赤)

(ヨハネ15章9-12節)

私たちの父なる神と主イエス・キリストから、恵みと平安とがあなたがたにあるように。アーメン
平和の主日。年に一度、真実の平和に想いを向けて聖書の言葉に聴く日です。第一の日課は、旧約聖書ミカ書4章「彼らは剣を打ち直して鋤とし/槍を打ち直して鎌とする」。この言葉はイザヤ書2章にも記され、国連の庭にも刻まれています。命を奪う道具を、命を養う食糧を与える道具へと作り変える。神様は人間の想像を超えるやり方で平和を与えるのだと聖書は語ります。
イエス・キリストは、キリストの掟、つまり、互いに愛し合いなさいという約束にあって、私たちは神の愛の平和の交わりに招かれているのだと語りました。その結果、真の喜びが与えられるのだと。そして、キリストは非戦・非暴力を説きました。しかし、人間の現実は苦しいことばかり。真のゆるしは、
真の和解はどこから来るのかと頭を抱えてしまう現実ばかりです。解決策は簡単には見出せません。
それでも、キリストは十字架のわざを通して、私たちに、人知を超えたゆるしと和解を与えてくださいました。神の愛を与えられた私たち。諦めずに平和を語り継ぎ、祈りを合わせてまいりましょう。
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